孤独の欠片をちぎって散らすのは
この世界を飾るため
そう嘯く
♪
言えない言葉 闇に沈めて
切なさを棺に閉じた
無垢で残酷な祈りの果てて
群衆に紛れて笑う
砕けた感情が 君には聞こえている
本当はただ泣きたいのに
分かったフリしながら
分かってほしがっていた
偽りの笑顔で 時を食んで
青い空の日に響いた旋律が
僕らを包むなら 包んでくれるなら
もう一度問うよ 人という存在は
どうして求め合い なぜ傷つけ合うのか
なんてね ひとり 空嘯く
無くしたはずの幼い夢が
水鏡の底で揺らめく
まるで永遠の箱庭のよう
見えるのに触れられないの
綺麗な思い出は 時として残酷で
息苦しい枷みたいで
じっと空を見つめて 君が言った瞬間に
どうしてか、涙が溢れたんだ
暗闇に浮かぶちっぽけな真実が
僕らを照らすなら、照らしてくれるなら
いつか いつの日か「生まれてきた意味を
見つけてあげる」だなんて 驕った幻想に
君と二人 手を伸ばすから
黒いインクが滲むように
汚れてしまった水晶体でも
奇跡を見たいよ
♪
孤独の欠片をちぎって差し出そう
「永劫に傍にいて」そう絞り出した声が
たとえ風の中 掻き消えたとしても
もう少し、もう少しだけ 寂しくないように
しなやかに律に身を委ね
愛という形無き希望を歌うから
もう二度と君を離しはしないって
嘘でも言ってくれたなら答えにするけど、どうかな?
なんて、空嘯く
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