ねえ いつも一人で誰とも話さずに
長い夜を背にもたれて立ち尽くして
ねえ ここでどれだけ当てない待ちぼうけ
差し出すはずの手を擦って温めてる
誰のせいでもなく夜は更ける
諦めきれずに君を待つ
明日は忘れたふりをする
誰かのせいなら気も晴れるかな
♪
ねえ いつも誰かの事ばかり気にかけては
目の前 去ってく人には気づかなくて
ねえ 夢のありかをあなたにまた託して
言葉を交わさぬ 一日が終わってく
誰のためでもなく夜が明ける
渡せぬ手紙がまた増えて
どこかで笑う声がする
誰かのためなら気も晴れるかな
そう 忘れてはないと
信じてはここに来て
いえ 忘れてしまって
過ぎ去る闇のように
降り出した雨に 夜が明けて
ただ静かに
また止んでく
ドアを開けると
通り雨
肩に濡れる
しずくのあと
ドアの外には
もういない
もういない
もういない
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