いつか逢えなくなる日が
来ると思った
暖かいまなざしに
包まれた時
通りすがりの庭先
香るモクセイ
打水の音の中
寄りそって見上げた
茜色の花の雫が
何も言わず 髪を濡らした
夕映えに 抱かれながら
先にさよなら告げた
貴方から「ごめん」なんて
言ってほしくはないから
離れたら 続かないと
そっと瞳を閉じた
強がりな 私だけど
いつか淋しくなるから
しかたないね 笑ったあの日
♪
誰も知らない涙を
時が消しても
少しだけ 優しさに
甘えたい夜なの
萄色の霧のとばりが
飾り窓を 越えて こぼれる
夕映えに 抱かれながら
二人話した夢を
なつかしく思うくらい
別の私になりたい
思い出の中につもる
蒼い時間のかけら
泣いただけ 強くなれる
それは嘘ではないけど
壊れそうな 心ひとひら
♪
夕映えに 抱かれながら
二人話した夢を
なつかしく思うくらい
別の私になりたい
思い出の中につもる
蒼い時間のかけら
輝きが色あせても
悲しみは消えないのね
みんな みんな 忘れたいのに
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