朝まで踊る夢だけ見せて
時計の鐘が解く魔法
曖昧な指誘う階段
三段飛ばしに跳ねていく
馬車の中で震えてた
みじめな古着 めくり廻れ夜の舞踏
見知らぬ顔探す 囁くあの声が
握り締めた刃衝きたて すべてを奪えと
孤児集う城 笑み仮面に描いて
偽りの慈しみさえ 羽で包む熾天使
♪
灰の中で赤く溶けて混じる硝子の靴
今更帰る震えているの
あなたが目をやる時計
靴脱ぎ踊るスロープ抜けて
喉まで伸びる指の先で
すくう雫口付けて
走る衝動 背骨抜けていく刹那
鐘は鳴らさないで あなたにひざまずき
まだダメと叫んだ右手が 突き刺すサヨナラ
消せない硝煙を香水にまとう姫
強い瞳僕の凍った 仮面ごと撃ち抜く
♪
今も耳にあなたの吐息が
突き刺さるの遠い夢
ステンドグラスごし光る月が
君にかぶせたベール
ドレス膝で裂いて ティアラは投げ捨てて
見つめあう瞳と瞳が 火花を放つ
孤独な魂が炎あげ惹かれあう
その涙すくえないなら まるで一人遊び
時よ止まれ今は あなたに酔いしれて
揺れる鼓動一つ一つを 刻み付けてたい
とどまれ熱く濡れ 打ち付ける昂まりに
これ以上は動けないよ まるで御伽噺
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