浮かんでは消えるシャボン玉のよう
この窓を放てば届きそうなくらい
近くに見えたのに
青息吐息混じる初夏の夕暮れ
逆さに落ちる鳥の姿を見た
願えば叶うなんてさ
あの日の空に
帰りたくなったりするのかい
君にもそんな夜はあるのか
寄る辺のない日々
ひと結びにして浮かべた
星座に名前はまだつけられないまま
泥濘みの底でみた月が
低い軌道を描いて
何も知らず笑いかける
静寂に咲いた点と点は
二人 同じ夢の最中
君も見ている この空を
♪
塗りつぶしたページを
めくる風はどこへ行くの
いつかまたくすみきったら
口笛を吹くよ
憧れは憧れのままで
焦がれるほど遠く
あの日の空に投げた
紙飛行機は見えなくなった
風は強く吹いていた
静寂に咲いた点と点は
二人 同じ夢の最中
君も見ている
もう一度 この空を飛べる
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