悲しくなるくらい
一面の青と
眠たくなるような
夏の匂いに
溺れないように 息を吸って
嫌になる前に 捨ててしまおうか
炭酸も抜けきったし
枯れて焚かれて茹だる前に
全て忘れてしまいたい
紫の花 乾いたアスファルトに
影を落とす
低く唸った空の歌強い風
気の遠くなるような
思い出ばかり
暮れて 忘れ去った
あなたの横顔に呪われて
どうか もう泣かないで
夏はすぐそこさ 歩いて行け
♪
雑踏の中揺らめいた
春の暮れ 夏の訪れ
境界線は蜃気楼
青く滲んでも君は 乾いた顔で
笑った
♪
枯れて爛れて しまうのでしょう
せめて綺麗に 散らしてよ
紫の花 乾いたアスファルトに
落とす影は 消えた
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