この指とまれと歩いた道を
久しぶりに歩いた
思い出すのはどんな話をしたとかよりも
何をしていても笑い合ったこと
薄れてく思い出の代わりに手にしたものは何?
たまには背伸びして明日を見ようかな
くだらない話でもしよう
鼻唄なんかも口ずさんで
あの頃のように無邪気に未来を語って
未だに余白だらけの
自分と指切り「諦めない」と
最後まで僕は僕の背中を
押すんだ
この指とまれと歩いた道が
変わってしまうみたいだ
紛らわすように鼻歌でも歌ってみたいけど
紛れ出すのは懐かしいメロディーばかりだ
変わりたいと言ったのは僕なのに
繋いだ手を離したのは僕なのに
思い出にしがみつく僕がいる
うずくまってしまっている僕がいる
もう一度前を見つめよう
ポケットの夢を取り出して
怖いものなんて無いって強がって
人知れず流す涙や
拭って芽生える覚悟が
春の花のように色付き
綺麗に咲き誇るんだ
いつだって今を愛して
過ぎ去った日々にも意味を与えよう
無駄な経験(こと)なんて一つも無い
そう言ってみせるさ
まだまだ余白だらけの
自分と指切り「諦めないよ」
これから迎える未来も悪くない思えた
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