馬鹿みたいな暑さのもと本日
汗をふく間もなく
二人は終わりを告げました
虫も死ぬようなこんな暑さ
二人が終わったってなんらおかしくないものね
そもそもの話をしていいですか
なんでこんな私なんかの
男になってくれたんですか?
あー、暇だったんですか?
まさか好きだったんですか?
ああ、生きた心地のしない日々だった
あなたをどんどん好きになる
限界も見えず自分がバカになっていく
誰も止めてくれなくて
「自分」がどこかに飛んでっちゃう気がした
誰が何と言ったってこれが
二人のハッピーエンドです
ダメになるのが今で良かった
これ以上好きになったらどうなっちゃうのか
怖くて怖くてたまらなかったから
涙止まらなくたってこれが
二人のハッピーエンドです
あなたが私を撫でるたび
おかしくなってしまいそうで
どうしようと困っていたのだから
たくさん優しくしてくれてありがとう
もしかして毎朝のモーニングコール重かった?
言ってくれればいいのにな
本当に優しいんだね 優しいんだね
♪
ああ、うるさいうるさいうるさい
耳障りでしょうがない
しょうがない しょうがない
あなたは言ってたよね
「7日間しか生きれないんだから
思う存分鳴かせてあげよう」って
私本当はそんな風に思わなかったのよ
バレてたのかなあ
誰が何と言ったってこれが
二人のハッピーエンドです
あなたのその黒い髪の毛が
虹色に光っては流れるのを見るのが好きだった
誰が何と言ったってこれが
二人のハッピーエンドです
ダメになるのが今で良かった
これ以上好きになったらどうなっちゃうのか
怖くて怖くてたまらなかったから
誰が何と言ったって 私
あなたが本当に好きでした
そんな簡単な言葉さえ伝えられないほど
あなたが本当に好きでした
だけどもうこれで本当に本当におしまい
蝉の声がうるさい
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