眩しすぎて触れられなかった
遠く感じる距離を埋め尽くせないまま
手を伸ばしてそっと確かめた
夕立が晴れて 懐かしい夏の匂いがした
俯いた孤独な花は 僕によく似てた
もう一度咲く事は もうできないのだろうか
巻き戻せない時間は あまりに儚くて
通り過ぎてく風に塗りつぶされてしまう
言えないままのコトバを 幾つも飲み込んで
掻き消したつもりでいた
夜に堕ちて 目を伏せたまま
あの日の面影 また探してしまっていた
忘れようてする程強く
想いは溢れて また行き場を無くしてゆく
俯いた孤独な花は 僕と重なった
もう一度咲く術さえ 見付けられないまま
巻き戻せない時間は あまりに儚くて
通り過ぎてく風に塗りつぶされてしまう
言えないままのコトバを 幾つも飲み込んで
掻き消したつもりでいた
七月の風に
そっと吹かれて
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