カーブミラーは水滴を纏って銀色
今日も道路おもちゃみたいな看板が警備をしてる
気だるい朝 あの子がお家を出る頃
ひつじ雲がポケットになって陽射しを抱いてる
準特急列車に乗って
ガタゴト音と揺れる
レールは空へと伸びて
6号車のあの子は笑って言う
振り向いて車窓から
見える東京タワーってさ 小さいんだね
私たちおもちゃ箱で
遊んでたみたいね
ラムネ玉 あの子の目が
雲の上突き抜けた色してた
何も言えなかったのは心さらわれてたから
♪
カーブミラーの水滴も晴れて消えてったね
期待通りならないけれど僕を信じていてよね
♪
遠くから見てた頃はあの子
初めて喋った時からは君で
五番目の季節 君は何処で旅してる
広くなった部屋で僕はというと
ホコリかぶらないように褪せないように
時々窓を開け放って遠くを見てた
僕の心さらった君がまた戻るまで
僕の心さらった君がまた戻るまで
♪
振り向いて車窓から
見える東京タワーってさ 小さいんだね
私たちおもちゃ箱で
遊んでたみたい
僕の右側にいた
小指同士伸びた糸が
あのタワーに絡まって
君の事を引き留めてるみたいね
結ばれる運命ならきっと2人は
朝の日差しは僕の胸を今日も通り抜けるだろう
僕の心ずっとさらわれたままだから
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