ホントみたいな嘘ばかり
頬張り続ける世界で
嘘みたいなホントばかり
抱えた君は窮屈そうに 笑った
♪
元気すぎるこの身体に
飽きた頃に熱が出ると
なぜか妙に嬉しくてさ
大きな声で 母の元へと駆けた
♪
心の色、形 まるで違う
二つの魂が混ざった時
何が起こるかな
あといくつ心臓があれば 僕は君の手を掴んで
この胸の中に 攫えるだろう
今や人類はこの地球を 飛び出し火星を目指す
なのに僕は20センチ先の 君の方が遠い
♪
小さすぎるその背中に
大きすぎる運命背負い
「僕も持つよ」と手貸そうにも
この手すり抜け 主の元へと帰る
♪
目を離したらすぐにまた
いびきをかきはじめる僕の
細胞起こしたのは
あといくつ心臓があれば 君にこの気持ちを
過不足なく僕は 伝えられるのだろう
今や人類を超える知能が 生まれているのに
僕の言葉は足踏みを ただ繰り返す
♪
全人類から10分ずつだけ寿命をもらい
君の中どうにか 埋め込めやしないのかい
それか僕の残りの 命を二等分して
かたっぽをあなたに 渡せやしないのかい
そしたら「せーの」で 来世に 乗れる
♪
あといくつ心臓があれば 僕は君の手を掴んで
この胸の中に 攫えるだろう
今や人類はこの地球を 飛び出し火星を目指す
だけど僕は20センチ先の 君だけを目指す
この一つの心臓が声の限りに叫ぶよ
「あなたは私がこの世界に 生きた意味でした」
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