夏のせいにして 僕らどこへ行こう
恋のせいにして どこまででも行こう
胸踊るものだけが 呼吸するこの季節に
取り残されて 置いていかれてみようよ
♪
今日から季節が 次へまたいだと
空と匂いと君の顔で すぐわかった
二割増しの無茶とか ガラにない背伸びとか
春秋冬の三つで溜めた 助走をいざ
一つの呼吸のたび君は 綺麗になった
忙しない だらしない 今までない
二度とこない
果てしない夏の予感
♪
夏のせいにして 僕らどこへ行こう
恋のせいにして どこまででも行こう
5倍速ですべてが 駆けてくこの季節に
例えばほら 永遠でも
見に行こう
♪
僕らが跡形もない3000年後も
何ひとつ変わらずに 夏は謳いだす
だけど今は僕らの順番だから できる限りさ長引かせるよ
気長に待って
このひと夏の蓋がとれるほど 詰め込むよ
昼と夜 視線と恍惚と 臆病と覚悟を
ごちゃまぜたプールで
♪
君のせいにして 僕は愛を歌う
恋のせいにして 僕は愛を誓う
いくつもの夢たちが 今夜破れても
君と僕なら
勝てないわけがない気がした
♪
「夏の氷と魔法は溶けるのが早いんだよ」と
少し涼しくなった夜みたいな横顔で 君は言うんだよ
♪
夏のせいにして 僕らどこへ行こう
恋のせいにして どこまででも行こう
不確かと不自由だけ 抱えた僕らのこと
輝かすのが 得意な季節
夏のせいにして 僕らどこへ行こう
恋のせいにして どこまででも行こう
異端者も 科学者も 夢想家も
解けたことない
命題を今 僕たちの手で
胸踊るものだけが 呼吸するこの季節に
いついつまでも 取り残されていようよ
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