背くらべ瓜二つの
よく似た落ちこぼれ
縦に並んで立ち彷徨っていた
一寸の行先さえ
測れぬ闇の底
音を頼って
道を探っていた
君は何時しか
罵詈や虚言の奥に潜む
憐憫さえも汲み上げて
真に受けた心は
粗鬆に成って仕舞っていた
不義や虚飾の奥に覗く
延命ばかり積み上げて
何も無い未来に
如何して僕は縋っていた?
少しだけ前に
何時も前に居た
君の足跡が
今は途絶えて見当たらない
唯 一つだけ声に
出せなかった儘
胸に閊えていた
違和が唱えた過ちに
気づいた
♪
前倣え
今一つの良く在る落ち零れ
例に倣って
立ち彷徨っていた
一寸の行先さえ
図れぬ木偶の坊
何を頼って
道を手繰っていた?
分からなくなった
縋る前から数知れず
降り止まない問詰
耳障り
必定 覚悟は避けられない
亀じゃ居られない
偉器や倨傲の奥に消えて
片鱗さえも消え失せて
間の抜けた貴方は
粗鬆に成って仕舞っていた
不義や虚飾の奥に覗く
延命ばかり積み上げて
何も無い未来に
如何して僕は縋ってしまった?
少しだけ前に
何時も前に居た
君の足跡が
未だ捉えて収まらない
唯 一つだけ他異に
解せなかった儘
胸を締め付けた
違和が唱えた過ちは
もう正せない
間違った儘
苦しい儘に
行くしかない
少しでも前に
今は前に居たい
少しでも前に進みたい
嘗ての君の様に
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