Kishore Kumar Hits

machigerita - Patchy horrible poison lyrics

Artist: machigerita

album: Machige:BOX


糸を手繰り寄せ錆びた針(の穴)に通す。
擦れる音が 耳に障ります。
思い出の詰まった草臥れた布と
額縁の中(で)二人きり 痩せこけた顔。
悲しいから抱えていた
お人形さんは壊れて
腕が取れてお目々がない
お母様、継ぎ接ぎで
合わせて直してくれませんか?
ひとりぼっちの部屋の中
お人形さんとお喋り。
まったくあんたは愛想が悪くて笑わない子だねぇ
ってお母さんが言うの。
一人寂しいお夕食
お人形さんと食べるの。
冷めたひとかけのパンと
トマトのスープに映る私のお顔。
小さくうう、う、う歌う
ららら の、 こ、声は。
つ、冷たい部、や屋に
少々、すこ、しだけ響いて
中央に座っています
私の頭上で消えました!
寂しい音?
寂しい夜。
どこもかしこも腐ってゆく
ひとりぼっちの部屋の中
お人形さんとお喋り。
「貴女は悪い子なんかじゃないから」
ってお人形さんが言うの。
一人寂しいお夕食
お人形さんと食べるの。
冷めたひとかけの大きなお肉と赤黒いゼリィー
いつかの絵本の中では
楽しそうに笑う家族(の姿)。
魔法の世界と私の世界は
こんなにもちがうの
「そして彼女は右手に握った寂しさに
「在るだけ」の愛を詰め込んだ。 気づけば時間が過ぎたようだ。
静かな部屋の「其処」には
ひとかけの母が皿に乗り
こちらを見つめて 何かを訴えていた。」

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