窓に手を添えて思っていた
「私は知らない」と
当たることのない
無縁の幻想 切り捨て
シャッターおろして守っていたいの
声を出してみた ゆっくりと
「貴方のためなんて」
自分の期待 磨いて身を任せ
わざとシャッター逃して笑っていたいの
向こうで交差した
解けないような勝手は
もう無効になったよ 大丈夫
苦悩したことはいつか体温に代わる
ほら忘れた頃に
芽吹くんだ
♪
横並びの席 座っている
「私は誰でもない」
閃くんだ
曇らせて、傷つけて、無駄
シャッター捕まえて投げ返そうか?
揮発した孤独 心模様撮られて
ほら 思わず笑う その通り
右往左往したり 声を遮られたり
面倒くさいのよ 人間だ
見て、触れる
札付きのわがままと
衣装で回避する
♪
右往左往しても
跡が残ればいいから
歩いてゆこう そのまま
揺らいで見えても
その手で選ぶものなら
間違いじゃない
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