私が私でなくなったのは
君と手をつないだ時でした
指先は 凍てついた
私が私になる頃に
嘘と気づいた 二人一緒に
何時からが私なんだろう
二人言で欺くまま
歪な苦味を甘く感じて
騙される程に心は必要なくなった
涙を呑む私の首元が
月のように割れたのは何時だろう
私の裏が覗いた時
秋風は過ぎ去った
声が 一つだった二人は
貫かれて 海は病み 月は翳る
言葉を思い出した 私は
君に嫌われたい なんて
わかってる 嘘だよ 意地になるほど
あなたの言葉が
わかってる 本当は 嫌いなんだよ
ねえ、私の声で言って
雨の日に傘を捨ててゆく意味なんて
晴れない朝に 溺れたいだけ
泳げないのかな 雨になってどこまでも
砂が足りないの 時計は割れていて
あなたが流れだす
いつか神様に教えて
泣かないで最後まで歩いたこと
嗄れる 声が剥がれる
私に 雪は折りて
閑けさに埋もれるのだろう
仄かに雪暮れていた 世界も
君に消えてほしい なんて
黙ってて 二人じゃ 許せないんだ
あなたの言葉が
黙ってよ 一人で 見つけたいから
ねえ、 本当の事を 言って
黯い
切り離されても
私の声を忘れないで
揺蕩う炎とひとつになって
寒空を熾した
今は花の様に二人を
飾りつけて ミデンは続くのだろう
愛を摘みながら 叫んでる
君に死んでほしい なんて
悼んでくれるよ 夜空を使う
貴方の顔でも
傷んでくすべてを雪に沈めて
ただ貴方の背を押した
私は 私が呪いだったんだ
私が 消えて 一人だけ
私は 私が欲しかったんだ
君だけ 消えて 一人だった
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