青空の真昼に予報外れの雨は 突然降り出した
広がる水溜り、木漏れ日の中
二人映し出して
『この水溜りなら
飛び越えられるのかな?』
横に首を振る僕を見て走り出した
向こう側の君は
『飛べたよ!』て微笑んでた
君の喜ぶ姿は
僕も嬉しくなるよ
過去が巡る度に
二人の距離が遠くなるような気がして
水溜りに映る雨雲のように
心すれ違った
眠りから覚めたら
面影は消えてた
ドシャ降りの雨の中を
一人追いかけてた
君を叫ぶ声は雨音に掻き消された
ずっと泣き叫んでても届かない 声をあげて泣いても…
広い世界で
ただ、ポツンと僕一人
取り残されたみたい
空から哀しみが降り続き
君が居ない景色は全て白黒で 僕だけ色を失くした世界
僕だけの悲しみは消えぬまま
広い世界で
ただ、ポツンと僕一人
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