少し濡れた君の髪が
微笑み舞うように踊って
つむじかぜが夏の匂いを
もう連れてきそうになって
街はきっと戻れたはずの
昨日を引き換えに光って
僕らはそっと魔法を解いた
さよならレイニーレイディandレイニー
いつもより少し小さな部屋で
正しさを宙に浮かべて
ひとつだけ壁に残った時計
なんだかうまく進まない
目の前
消える影
横顔が揺れた
君の好きな春の雨が
あの日もふたりに注いで
なにか言ったら
消えちゃいそうで
僕は言葉を失くして
足りないもの探した両手は
透明な壁に触れて
君が僕の代わりに泣いた
さよならレイニーレイディandレイニー
とりあえず詰めたカバンの中身
大事なものがわからない
くだらない話を 覚えてみたけど
僕は元々くだらない
目の前
過ぎる影
君の背に似てた
眠い顔や拗ねた口とか
何より綺麗な耳が
雨上がりのように光っただけで
僕は泣きそうで
重ねた嘘やふたりの距離が
雨になって消えればいいと
本当はずっと祈ってたんだ
もう届かないあの日に
目の前
伸びた影
もう夏がきてた
少し濡れた君の髪が
微笑み舞うように踊って
旋毛風が夏の匂いを
もう連れてきそうになって
いつかきっと君の記憶も
虹のように消えてしまって
さよならきっと大好きだった
さよならレイニーレイディandレイニー
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