鏡にうつる寝ぼけた僕は今日も
似たような日々を繰り返す
読むと決めた新聞は置きっぱなしで
時計をみて家を飛び出す
人混みの中 伸びた背筋の
スーツ姿をみて
なぜかいつかの言葉が浮かんだ
「あなたはほら 越えて行けると
あの空よりもこの風に乗せて
涙の跡は消えないように
あの時よりも高く飛べるから」
嫌味な上司の前では 仮面をつけ
何にも感じないフリして
失敗をすれば 怒られないように
言いわけばかり考えてた
6年ぶりに会った仲間と
楽しく呑みながら
ほんとは比べてばかりいたんだ
不安はいつも消えないままで
「がんばってます」と胸を張っている
ごまかせたって 自分自身に嘘は付けないと
気付いているのに
僕だけが辛いんじゃない
僕だけが迷ってるんじゃない
分かったようなフリをしている
変わりたいのに踏み出さないだろ
こんな自分が 嫌いになって
投げ出したくなるそんなことばかり
だけどそれさえ 僕だけじゃない
みんな同じような思いを抱えて
胸を張っている
「あなたはほら 越えて行けると
あの空よりもこの風に乗せて
涙の跡は消えないように
あの時よりも高く飛べるから」
高く 高く 高く...
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