こんなに誰かを好きになったこと
今までなかった そんな気がするんだ
自分が傷つくことより
君を傷つけたくないって
思い込んでしまった
最終のバスを待ってる間
そのタイミングは何度あっただろう
寒さも感じないくらい
僕たちは向き合ってたのに
"もしも" なんて何の意味もない
ああ 卒業式まであと何日?
その日から何が変わるって言うんだろう?
ただ通う場所が変わるだけで
新しい友達が増えるだけで
まだ 大切な何かを 残したまま 大人と呼ばれてしまう
君を想う桜 風に吹かれて
心の中を舞い上がる
せめてもう少し満開でいてくれたなら
どんな好きでいても 季節は過ぎて
あっと言う間に散り行くもの
あの日は 桜月
トュルルル トュル トュルルル トュル ルルル
トュルルル トュル トュルルル トュル ルルル
僕が今ここで夢を語るのは
そう 他の言葉 口に出しそうで
愛とは身勝手なボール
投げれば自分だけは楽になる
そんなことできない
東京へ旅立つ決意を聞いて
君のその背中を押したくなった
いつの日か笑顔の嘘
あれでよかったと思えるだろう
甘酸っぱい青春
何 カッコつけてんだろうって
もう一人の自分が呆れてるけど
せめて そう君を思い出した時
そんな美しい恋だったと
独りよがりでもいいから
見送った僕を褒めてあげたい
ずっと咲き続ける花がないように
こうしていられないのなら
どうやってキレイに散ればいいか考えたんだ
空に舞い上がって ただひらひらと
何度も思い出せるように
名残惜しく ゆっくり落ちて行け
そっと気づかれないように
僕は瞼を閉じながら
君のその声 耳を傾け
記憶の中 残そうとした
暗い夜空の先 確かに今も
満開の桜が見える
あの花は僕が大好きだった人だ
大人になって 夢や理想が思うようにならなくなっても
あんなに美しい散り方ができたらな
君を想う桜 風に吹かれて
心の中を舞い上がる
せめてもう少し満開でいてくれたなら
どんな好きでいても 季節は過ぎて
あっと言う間に散り行くもの
泣くな 桜月
トュルルル トュル トュルルル トュル ルルル
トュルルル トュル トュルルル トュル ルルル
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