愛を呟いてくように優しい声でそっと
私の名前を口ずさんでる
忘れ物のような宛名のない手紙は
行き場のないまま彷徨っていたんだ
そっと雨が降るように散っていくこの花びらが
いつか来るその時を知らせるように
伝えたかった言葉も 二人過ごした時間も
優しく連れ去っていく
夕焼けがこの道をそっと照らすよ
繋いだ手の温もりを今確かめる
いつだって今だって時は無情に流れ
もう重なることない二人の影
♪
何かがこの手の中で
一つ二つと消えてくような
笑って誤魔化したって平気なわけないよ
まだここにあるの
夢が叶って 景色も変わって
なぜだろう こんなに 寂寞かすむ
いつの日だって側で笑いあなたを見つめて
誰より そう、近くで
明日には忘れゆくそんな日々がいい
冷たい夜も一人で眠れるように
「愛してる」その意味も知らなかった なのに
どこか懐かしい思い 胸に残る
♪
そっと折り重なった広がっていく花模様
きっと誰かの道を彩っていくのでしょう
今岐路に立って 足が少しすくむよ
怖くてもいい あなたの待つ方へ
悠遠に果てしなく続いてく道
柔らかな風に一人背中押されて
さらさらと遠くまで流れゆくまま
この先のことは誰もわからないけど
いつだって今だって時は前に進み
またいつの日か重なる二人の影
愛を呟くように笑いかける
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