渇求する存在のその価値を
懊悩する存在の無価値さに
♪
この道途の泥濘みに
足を取られ付いた痣やいつまでも
塞がる事のない創傷も全て当然の一片ならば
前進の為に踏み出すこの一歩にさえ価値は宿らないのだろうか?
死屍累々の様々な事象
超えてきた逆境の数々それら全ては用をなさないのだろうか?
それでも確かにここにはあった
今、立つこの場所からしか見えない
いつか見た情景はいつまでも褪せる事なく
その輪郭すら明瞭に残っていた
そしてこの先に如何なる景色があるのかと自らをつなぎとめる理由となるここで
♪
求め続けていた価値は見出すものでなく
例え自己完結であろうとも
自らが当然の循環へと附与するんだ
それが凡常の生き様を逸脱しようとも
凡常に抗い火花を散らし一閃の如く在りたいんだ
摩滅し消えて無くなろうとも
放つ光は逆光を物ともせずに見た者の網膜へ残光を遺す
そして何より自らの存在の証明となった
創傷や、窮愁や、逆境や、煩雑は自らの心身を何よりも強靭に
あの時は阻んだ障壁を打破る補填となる
銷魂や挫折は自らに経験を与え
飛び立つ為の翼の骨の髄となった
♪
そして 辿り着く終着にて
この身は燃え尽き灰となる
それを風が運び跡形も消えてなくなるのだ
それでも自らが残した存在の証明は意思となりこの世界へと残り続ける
そこから芽吹きまた脈々と続いていくんだ
新たらしい循環を創造していく
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