僕はとても普通の人でした
君はとても新しい人でした
僕は君のように新しい人に
君は僕のように普通の人になりたいと思ってた
あの人の服装をまねてみたり
その人のくせをまねてみたり
いろんな方法で近づいてみるんだ
結局はただのニセモノで
僕は誰にもなれなかった
僕の名前を呼んでみてよ
それこそが僕だと教えてよ
何も手にできなかった僕の
名前を呼んで
ほしいものがたくさんありすぎて
僕は何も持ってないみたいなんだ
そんなことはないよって頭ではわかってみるけど
結局はおもってしまうんだ
僕がほしいのはこれじゃないよ
このありのまま全部愛せれば
どうでもいいやと割り切れれば
気がつけばそんなことさえほしがっていたんだね
君の持ってたゲームも 君の持ってたカードも
君の持ってたギターも 君の持ってたCD も
君の特技も 君の優しさも 君の才能なんかに
あこがれて ほしがって また何かを落とすんだ
僕は自分のことも知らないのに
誰かのことを知った気になって
今日もまたほしがってる
あれこれないものねだってる
もっと僕の名前を叫んでよ
本当の僕を教えてよ
誰でもないただの僕でしかなかった
その名前を
何も手にできなかった僕の名前を呼んで
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