吐息でくもるガラス戸ごしに 眩しさを眺めていた
机に伏せて 抱きしめてみる 色とりどりの宇宙
好きな子に「おはよう」って言えた あの朝のことは忘れない
ただ人は愛しいと思うのと同時に 愛されたいと願ってしまう生き物
君の手を強く握りしめて 凍えていたのは僕の方だと知る
君の手まで 冷たくしてしまうのに 強く握り返してくれた
これが分け合うということなのでしょうか 少しだけ わかった気がしました 神様
♪
一段飛ばし 駆け上がる度 背中で弾むランドセル
月曜の朝 癖毛がはしゃぐ 幼い日の君を想う
君も思い描いてくれてるのかな 僕がどんな風に過ごしてきたかを
規則的に繰り返される 君の寝息を 聞いていたら 朝に包まれた
柔らかい陽射しを 味方にして 安らかな春を 探しにゆこう
汽車に乗り 地図を見ずに 心のまま 森の中を風が 泳ぐように 自由に
♪
遠くても同じ月を見てた 遠くても同じ光を見てた
遠くてもひとつしかない 潤んでも信じた
手を繋ぎ 見上げる 真昼の月
人の手ってこんなにあったかいんだ 人生ってまだこんなに素晴らしいんだ
君が笑うと僕もうれしい そう思える自分にやっと出逢えた
君にもそう思ってもらえる日が来るように
絵はがきの裏 あの春の景色を たよりに 君と探せたら
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