お前の孤独な努力は未だ報われぬまま
試合に負けたあの日の記憶が 頭を離れないまだ
日がくれるまで息を切らせて走ったグランドの外周
どうしても勝てない ライバルのあいつ
悔しい思いもしたよなだいぶ
世間が連休の時も練習
ひたむきにやってきた一年中
誰にもバレないように汗だとごまかした悔し涙
なかなか認めてくれないコーチ
共に支え合ってきた同志
辛さにも耐えてきたこの日のため
さあぶつけろ本番に全部
流してきた血と汗の分だけ お前は輝ける
だから 思い出せ今までの日々を
捧げてきた時間の意味を
生まれはじめたその自信と
勇気を持って掴め勝利を
高学歴とかこうあるべきとか
お決まりの社会のレール
気付けばダラダラマイペース
でもそれじゃ勝てない受験てレース
頭に詰め込んできた公式
なんの役に立つんやろ?正直...
塾の日の晩飯はコンビニ
うちに帰っても出来ないのんびり
休み返上 徹夜で勉強
ゲームもやめて臨んだテスト
どうして?あんなやったはずがまた
更新出来ないマイベスト
本音は自分らしい夢を探したい
けど周りの期待も裏切れない
出口を探し苦しむ10代
抜ければ広がる世界
悩んできた時間の分だけ 答えは近くなる
だから思い出せ今までの日々を
迷いの中もがいた意味を
芽生え出した自分の意思と
大志を持って掴め未来を
どうして俺だけこんな目に?
って自分の逆目を恨んだ
ベッドの脇に並んだ果物たちが涙で滲んだ
窓が1つの無機質な病室
当たり前だった日々を喪失
あんなにサボりたかったはずなのに
今じゃ戻りたいあの教室
街がちょうど賑やかになる頃
眠くもないのに部屋は消灯
起きて味の薄い食事 食べて
またいつもの薬をゴクリ
頑張れって言葉が辛くって
苛立ちまぎれに強がって
狭いベッドだけの世界が
永遠に続くと感じた
流し枯れた涙の分だけ お前は噛みしめる
当たり前に感じていた日々を
限りがある命の意味を
生きてやるって決めた意地と
強い心で変えろ運命を
やれば出来るとか 夢は叶うとか
そんなに簡単そうに言わないでくれ
勝てることよりも 負けることが多かったり
失敗の連続で遠回りばっかり
でも、たった一人で闘う
そのために強くなり
いつの日にかお前が
次の時代を作っていくんだ
流してきた血と汗の分だけ お前は輝ける
だから 思い出せ今までの日々を
捧げてきた時間の意味を
生まれはじめたその自信と
勇気を持って掴め勝利を
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