ねえ 生まれてきた日を 思い出せるかい
シナリオの 最初の台詞を
舞台は巡り 演劇は続く
楽屋には サンタマリアがいない
♪
最初で最後の歌を 上手く歌えないのに
監督たちは 沈黙を守る
脚本の終わりは 書きあがっていない
祈る様に 僕は口を開いた
「千年後の未来には 僕らは生きていない
友達よ いつの日も 愛してるよ きっと」
誰かが待っている 僕らの物語を
♪
背骨をなくした 大きな機械が
美しく 都市を跨いでいく
屋台は崩れ 照明が落ちる
観客は 白い眼
列なす様に 演劇は続く
今も新たに 羊は迷う
堪うる限りに 歌を歌おう
フィルムは回り続けている
「千年後の未来には 僕らは生きていない
友達よ いつの日も 愛してるよ きっと」
「君の持つ寂しさが 遥かな時を超え
誰かを救うその日を 待っているよ ずっと」
誰かが待っている 僕らの物語を
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